このページは2005年に目標300本の映画やDVDなどを見ると決めたしゅーの感想を記録しているページです。
感想の書き方など、その時によって変わります。ネタバレもあるので気をつけて読んでね。
しかも、あいうえお順などおかまいなしです。いっぱいになったらそのうち整理しようと思っています。
簡単な感想は「しゅーのシナハン日記」の方にもアップしています。

恋のゆくえ@2006.4.4
久々に大人のいい映画を見たと言う感じ。やられました。
やはり監督が脚本家を兼ねるタイプの映画が私は好きなようです。
ビリーワイルダーもそうだし。とにかく台詞がすごくおしゃれでしかもちゃんと伏線になっている。
短い台詞で感情とか状態とかを伝えるテクは脱帽物
印象に残った台詞
●「面倒事のない世界さ」「探し物?」「面倒ごとをね」
●「連絡する」この言葉はスーザンに花束を贈るときの伏線にもなっている。
●「シーバスを飲むようないい客が来るのよ」「タイメックスをしていたバーテンが今はセイコーをしてるのよ」スーザンの観察眼とキャラが出ている台詞
●お前はいつも煙草をくわえてる」「本当は何が言いたいんだ?」「(兄に)寝ろよ」(この台詞抜群に上手いよ)
●「私のマイクが開くと悪いと思って」「代わりを探すよ」
●「あんたは負け犬だと思ってたけど、本当は臆病者よ」
●代わりの女の子は?」「探さなかった」
観客に情報を与えるさりげない台詞
●「あなたってシャンパン2杯でご機嫌なのね」(時間経過もキャラもわかるうまい台詞だ)
●「ビニールのやしの木の揺れる店とは大違いだ」
●「それはダメよ!3時間前のコーヒーよ」
脚本のお勉強的に印象的なシーン
●煙草を探すためにバッグをあさるスーザン
●「コーヒーでも?」「NO」「送るよ」「いいの」このやりとり・・・主人公の気持ちがわかってうまいなー
キャラの作り方のうまさ
●弟ジャックはクールだけど、犬と上の階の子供と仲良しで犬をツアーに連れてくるようなヤツで、おまけに発表会で課題曲を弾かない。
●兄のお説教に常に我慢している(これは万国共通なのか(>o<")
●「毎晩同じ曲を同じように演奏する。もう出来ない…」同じような演奏ならライブである必要はないもんねー
兄のキャラ
●「言うなれば弟のお陰だ」
●古典的でスタンダードな感覚を押し通す仕事ぶり
●がみがみ口うるさい常識人
●「(弟に)お得意のだんまりか?」この台詞、私も弟によく言いました(*_*)
●「俺は責任をはたしてる」(このアイデンティーティーもどうかと思うけど・・・だからピアノが上達しないと見た
スーザンのキャラ
「あら、ショーツなの?新しい靴下?」(なんだかこの台詞ウケるよ!)
印象的なシーン
●首筋が凝ったわ…からの二人の展開
●鏡を見てそれぞれ(ジャックとスーザン)が同じ台詞「馬鹿もの」と言うシーン
●スーザンがグループを抜けることをジャックに話すシーン。穏やかに話していたけど、ドアの荒い閉め方に女心が・・・
●「なんて冷たい男なの!」から始まるケンカのシーンでバーでのジャックを見たことを言ってしまうシーン
●「雨に降られて飛び込んだのね?」「まあそんなもんだ」「ひけの時間は?」「あなたが最後よ」「……風邪をひかないように帰れ」
監督: スティーヴ・クローヴス Steve Kloves
製作: マーク・ローゼンバーグ Mark Rosenberg
ポーラ・ウェインスタイン Paula Weinstein
製作総指揮: シドニー・ポラック Sydney Pollack
脚本: スティーヴ・クローヴス Steve Kloves
撮影: ミヒャエル・バルハウス Michael Ballhaus
編集: ウィリアム・スタインカンプ William Steinkamp
音楽: デイヴ・グルーシン Dave Grusin
出演: ミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer
ジェフ・ブリッジス Jeff Bridges
ボー・ブリッジス Beau Bridges
情婦@2006・2・24
もはや私の中ではビリーワイルダーにはずれなし!
私が脚本家で監督で初めて「尊敬する」最近の言葉で言えば「リスペクト」している人である。
amazonのレビューより
アガサ・クリスティの舞台劇『検察側の証人』(短編小説を彼女自身が戯曲化)を名匠ビリー・ワイルダー監督が映画化した法廷ミステリ。
ロンドン郊外に住む金持ちの未亡人が殺され、その容疑者レナード(タイロン・パワー)はロンドンきっての弁護士ロバーツ(チャールズ・ロートン)に弁護を依頼する。
やがて裁判が始まり、レナードに反感を抱く妻クリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)が検察側の証人として出廷してきた…。
二転三転のどんでん返しによるスリリングな展開を、ワイルダー監督は独自のユーモアをまじえつつ快活に演出。
最後に「決して結末を口外しないように」とのナレーションも入る。
小道具などアイテムの使い方も秀逸で、まるでヒッチコックをライバル視し、挑戦しているかのような見事な野心作に仕上がっている。(的田也寸志)
内容紹介
アガサ・クリスティ原作のミステリーを映画化したワイルダー究極のサスペンス!
映画史上に残る衝撃のラストシーンは必見!
<キャスト&スタッフ>
レナード…タイロン・パワー
クリスチーネ…マレーネ・デートリッヒ
ウィルフリッド…チャールズ・ロートン
監督・脚本:ビリー・ワイルダー
製作:アーサー・ホーンブロウ・Jr.
原作:アガサ・クリスティ
で・・・しゅーの感想
アガサクリスティーがすごいのかビリーワイルダーがすごいのか!
こんなじいさんを主人公にかっこいいキャラを作り上げたのはさすがビリーワイルダー。
弁護士と看護婦の絶妙なコンビぶりは、シティーハンターの香と凌(どういう例えだよ!)、
カサブランカのリックと警官の関係を髣髴させる粋な関係。
この看護婦は直接事件には関係ないけど、この人が出てくる事によって主人公の人間性やキャラクターがわかってとてもいい感じ。
この人が出てくるとシーンとしても小休止的な「ホッ」と感がある。
シナリオ上参考にしたいシーン
●スクールではよく、「回想を使うな」と言われるのだけど、
台詞から入る回想方は現在とリンクしているのでいい方法だなと思った。
例:「当時妻は○○だった・・・」から当時の柱に入っていくシーン
●なぜだ?なぞでひっぱるストーリー展開と感情も勉強になる。
●「この年になってがせねたに踊らされるか!」と言いながら確認しに行くシーン。性格も良く出ていてすごい
●取引の仕方「1000ポンド出しな」「もし本当なら10ポンド払おう」「あと20ポンド払おう」「50ポンド」「40」40で手を打つ。
これキャラの頭のよさが出ていていいシーンだ
印象的なシーン
●なんで昔の女優さんってこんなに文句なしに素敵なのでしょう!
歌を歌っているマレーネデードリッヒのズボンが引き裂かれた時に現れた見事な脚線美。
決して美人ではないけど、ゾクゾクする存在感の女優だなー。日本で言えばさしずめ「桃井かおり」って所かな・・・
●回想シーンはラブシーンだけど、ビリーワイルダーのラブシーンはとにかく台詞の上手さにつきる。かっこいい。
キスシーンの後の「これが相場?」と言う台詞なんかまさにビリー節
●ココアとブランデーを入れ替える小技など、見逃してもいいけど、見逃さないと楽しい技が満載。
ラストの看護婦の台詞も効いている。●便箋模様の確認のシーン
印象的な台詞
●「怠け者でずるい奴だけど別に敵意は持っていません」この台詞はすごいなー。
耳の悪いお手伝いの役のキャラクターの性格を引き出している台詞。
●看護婦のらすとの台詞「先生、ブランデーをお忘れですよ」
天使にラブソングを2005・12・23
CDを買いたくなる映画だと思う。相方は舞台まで見に行ったらしい。
ストーリーはたいした事ないけど、設定とか企画の勝利だと思う。
見た後に元気が出る感じがいい。ウーピー・ゴールドバーグがかっこいいし、脇のキャラたちも生き生きしてる楽しい映画です。
ここんとこ見た映画@2005.12.12
なんと2ヶ月以上ここを更新していない。まるっきり言い訳だけど、念頭の目標とは、なんでこう毎年無残にも破れるものなのだろう。
今年はシナリオの勉強をするために300本の映画を見る目標を立てたのに、人生とはシナリオのようにドラマチックなんだとつくづく実感。
シナリオで言う「リトマス」まあ要するに、ラストシーンに向かうまでの試練とか邪魔とかそんなようなもの・・・これがないとドラマは面白くない。
私の場合も例外ではなく、NANOのHP管理とアロマ講座、それと時間がとられるのに一番大きかったのは義母の仕事の手伝いをする事になった事。
「恋香房」(私のアロマのネットショップです)はほったらかしの状態であるヽ(`○´)/まあここはお店なのでそれでもなんとか運営できているけど・・・
悲しいことにシナリオは今のところ仕事ではない。スクールに通っているとはいえ、いずれ仕事にしたい趣味である。
そう今の私は絵描きを目指す貧乏画家のようなものだ。故に、お金をいただける方を優先しなくてはいけない。なので、おうちの仕事は断れない(>o<")
まあ私の場合相方というパトロンがいるだけましなのであるが・・・前置きが長くなった。
秋はそれに加え、シナリオの公募に追われていたのさ。とさんざん言い訳をしてみたがなんとまだ110本しか映画を見ていない、そんな私の感想です。
●SAYURI@イクスピアリにて2005・12・11
こりゃまた小うるさ君たちが見たら突っ込みどころ満載の映画だった。「日本」に憧れる外人が撮るとああなるんだろうなー(^^;)
そういう意味では同じ日本びいきでも私はタランティーノのほうが好き。でも映画自体は面白かった。
ある特殊な日本語以外は英語なので、それがまた笑えた。
「お母さん」「御姐さん」「会長」やたらとこの言葉を日本語で連発する辺り、日本人はこういう風に見られているんだなーと思った。
雨のシーンがやたら多くて、しかも「降らせりゃいいんかい!」と突っ込みたくなるような激しい雨のシーンは、黒澤を意識しているのかと思えた。
映画自体は多分女の業とか芸者の心意気とかそんなようなものを伝えたかったのかもしれないけど、五社ファンの私としてはやはり笑えた。
でもやはり日本と言うよりは「アジア」だったなー。それも中国チックな感じ。
でも宣伝の通り、子役の子が上手だったので、チャンツィーに変わったとき全然違和感が無かった。
五社と比べちゃいかんとは思うけど、せっかく豆葉役のミッシェルヨーが日本人張りに頑張っていたのに、
敵役の初桃がただの悪い奴で終わっていたのが、不満と言うかその処理の仕方の大雑把さにはちょっと驚いた。
五社ならきっと、敵役にも感情移入させるラストを用意したはず。
全般的にはシーンも綺麗(外人好みの日本という意味で)だし、ストーリーも面白かったけど、戦争おちはなかろと思った。
しかもナレーションに原爆を思わせるくだりがさらっと流されていたのは、長崎県人としてちょっとむかついた。まあでもそれを除けば面白く見れました。
●阿修羅のごとく@日本映画チャンネルからの録画
名作なので「見なくては」と義務感で見たけど、やはりがっかり。
向田さんの作品の面白い所は、演出する人によって違う色を見せてくれる所。
正直な所、森田監督が私は好きじゃないので、それを確信した感じ。女が主人公の割には視点は完全に男の視点で作られていたように思える。
だから途中なんども襲ってくる中だるみにくじけそうになった。
きっと家族とつるむのが人生のすべての人が見るとそれなりにいいのかもしれないけど私はパス。
頭文字D@イクスピアリ2005・9.18
原作ファンで韓流ファンでないうちらには、突っ込みどころ満載の映画だろうナーとドキドキしながら見てきました。
でもインファイナルアフェアでアンドリューラウ監督にやられてしまっている人には多分涙物ではないでしょうか。
すごい所
●アジア各国ではスターウォーズを抜いて1位を記録しているこの映画のすごい所は、
これはもはや「頭文字D」ではなく、アンドリューラウの映画だったところ。
私がこの監督の好きな所は、お馴染みの俳優さんを使いまわす所がクドカンテイストと似ていて安心できるんですね。
●車に興味のない人や原作ファンでない人は少し辛いかもしれない内容だけど、バトルシーンはやはり迫力がありました。
この内容を日本でやるとしたら、三流Vシネに成り下がるであろうはずなのに、
ちゃんとアンドリューラウの映画になっていたクオリティーの高さは評価したいと思います。
わかっちゃいるけど突っ込みたい所
●イツキ君が全然違うキャラ設定に変えれていた。文太キャラが納得いかない。なつきイメージが合ってない。
あと、インファイナル2でも感じたのだけど、エディソン・チャンとショーン・ユーが似すぎていて、高橋兄弟の役かと最後まで思っていた。
まあでも完全にアンドリューラウ色に変わっていたのでこれはこれでいいかもしれない。
エディソン・チャンの涼介は原作のイメージにぴったりでかっこよかったから許す!彼のファンの人は必見の映画です。
●どうしても日本に見えない!拓海の家の豆腐屋がアジアの市場に見えたのは私だけだろうか・・・
●吹き替えが香港映画そのものでイケてなかった。この監督じゃなかったら許せないだろう!こんな言い回し、日本じゃしねーよ・・・みたいな・・・
しかし、やはり突っ込んでいるときりがないので、原作と切り離して考えると面白い映画です。
むしろ原作ファンとしては、日本で製作されて三流Vシネに成り下がる程度の漫画だと認識されるより、
あの「アンドリューラウ」の映画にちゃんと仕上げてくれた心意気に敬意を表したいです。
脚本家志望でこの映画を今頃見るとはやはりこれも恥だと思うべきだろうな(-_-#)相方おすすめの1作。
個人的には面白いんだけど、ただレビューを書くには構えてしまう映画だなー。
こういう映画を見る時、ちょっと自分の青春に酔ったような、現代の不条理が云々かんぬん…
みたいな事を書かなければ許されない感じがするのは私だけだろうか
脚本の勉強になる所
●それぞれのキャラクターの作り方
「色香に迷わない男」・・・特にクライドのキャラ設定は見事で、この時代だからできた事だと思うと羨ましい気がする。
その分ボニーがありがちな(この映画を境にそうなったのかもしれないけど)人生に退屈してる女に仕上がっているけどそれはそれでいい。
この手の「男はハードボイルドで女を食べさせることが仕事」で「女は男の世話をし、美しい事が仕事」だった時代の映画は難しくなくていい。
全く話がそれるがうちのお姑さんはいつも「はい、これは男衆のつまみ、女は我慢しよう」みたいな台詞を現代の日本で平気で平気で吐く人だ。
こんなふうに古きよき時代の映画を見ると、こういう台詞を吐くお姑さんとついリンクさせて見てしまう
これ書き書けなんですが、書きたいことが出てきたのですみません。続きはまた今度
カサブランカ2005・8・18
何度も見ている私のBEST OF MOVIE。
いつか感想をアップしようと思いながら、最近ブログにはまっていたので、ついにお盆になってしまった。
古きよき時代のハードボイルドなボギーがかっこいい。
イングリットバーグマンの美しさを見ていると、美しさだけを武器に生きられる女もいるんだなーと思ってしまう
主題歌の「time gose by」(時の過ぎ行くまま)も好き。
この時代の映画のいい所は、男の役割、女の役割がはっきりしていた所だと思う。
この時代の女たちは、美しく甘え上手な事だけでその存在価値があった。この映画はその古きよき時代の代表だと思う。
今の時代にシナリオを書こうとしている私は、昔の女達のように、男を甘やかし、
自分も甘えることがうまいだけで魅力の出るキャラクターでは許されない。厳しい時代だ。
きっと今の時代だとルイザのような女とはお友達になりたくないだろう。
印象的なシーン
●ギャルソンとお客の会話のシーン「その親父が給仕です」、このおちが好き。
●フェラーリーがピアニストを雇いたいというシーン
「雇いたいってさ」「ここがいいです」「給料が上がるぞ」「十分頂いてますよ」「(フェラーリーに)悪いな」
●金庫のお金を出すリックのシルエットだけのシーン
●バーグマンとラズロと警察署長、リックの4人のシーンの何気ない会話と緊迫感
●回想に入る前のサムとリックの二人のシーンのピアノの利用の仕方
●バーグマンとの回想シーン全般
●プロポーズの返事でバーグマンが「そんな先の事・・・」「そうだ、先すぎる」とこの台詞はこの時既に使っている設定なんですね
●「キスして、最後かもしれないから」そこでこぼれるシャンペン。うーんコテコテのベタだけど、ここまで行くとすごいぞ
●雨に滲む手紙の文字…これって万年筆もしくは水性のペンを使わなければこうはなりませんよね。時代性というか風情が感じられて好き。
●回想が終わると同時にタイミングよくバーグマンが入ってくる。これですね
●ルーレットで負けている若夫婦を助けるリックのシーン「ここはいかが」「そこでおやめなさい」感謝で抱きつく婦人に「ついてたんですよ」かっこいいい!!
●出国ビザを譲ってもらいたくて、ルイザがリックを尋ねるシーン「卑劣だわ・・・ごめんなさい」
●ピストルをリックに突きつけるルイザ「さあ、撃ってくれ」「やっぱりダメね…縁が切れたと思っていたのに」
●ラズロとリックの最後の二人だけの会話「一緒に連れて出てくれませんか」
●ボギーの煙草の吸い方、トレンチコート、帽子どれをとってもかっこいい。これも真似た男がいるはず
印象的な会話、台詞
●「俺を軽蔑してるか?」「もっと大物ならな」
●「盗みか?お偉方の女と姦通したか?」「その全部さ」
●「昨日はどこに?」「そんな昔の事は覚えてないね」「明日会える?」「そんな先のことはわからない」
有名な台詞です。この台詞を世界中のどれくらいの男達が真似たのでしょう。
●「君は出国ビザを売ったりしないから営業させてるんだ」「賭博で儲けさせてるぞ」「それもある」
●「2万フラン掛けよう」「どうして?」「さっきの穴を埋める」「1万にしろ、俺は貧乏だ」
●「実は女と会ってるんです」「嘘がへたになったわ」
●「君の瞳に乾杯」この台詞もどれくらいの男達が真似た事だろう
●「何を考えてるの?」「1フランほどの価値もないことさ」「いくら出しても聞きたいわ」
やはり恋愛映画の基本は、見ていて恥ずかしくなるくらいベタな会話のうまさにあると思う。
●「私達何も知らない同士ね」「歯にブリッジをしたことは知ってるよ」
●「飲もう、シャンペンが残ってる」
●「駅のホームで雨に濡れてる馬鹿面の男…」「美しい話だね。たいていピアノの伴奏つきだ」
「君の話も俺の話も面白くないな」このシーンの会話は現在の二人と過去の二人がよくわかる上に、回想シーンを陳腐にしていない会話なので好き。
●「よく眠れましたか?」「ええ」「それは不思議ですね」私はカサブランカを見るたびに、この警察署長が好きになっていく。
でもこのシーンのバーグマンの帽子はちょっといただけない気がするのは私だけだろうか
●「奇跡でもない限り無理でしょうな」この台詞は何気なさそうでラストへの伏線になっているのがすごい
●「to america」
●ルーレット後の署長とリックの会話「やっぱり君は人情家だよ」「なぜ?」「邪魔しおって」「純愛の勝利さ」
●「愛してる」「Yes i know」(わかってるわ)この返事はこの夫婦の絆がすごくよくわかる。「わかってるわ」がすごい
●ラストシーンのルイザとの会話「俺にも仕事がある。君がいたら出来ない」この台詞はハードボイルドならではだ
●ラストシーンの署長との会話も好き「犯人を捜せ」「1万フランも頂くぞ」「あれは俺達の費用だ」
キャラがわかるシーン、台詞
●警察署長「君は皮肉屋のようで人情に脆いからな」
●警察署長「どこでも捕まえられるが君の店を楽しませてやろうと思ってね」
この台詞は、警官とリックの微妙な関係や、警官の性格などよくあらわしている台詞だと思う。
●リック「まず占領なさい」
●リック「猟犬の立場もわかりますよ」
●警察署長「リックと言う男は、私が女だったら惚れますね」
●サム「私も眠くありません」
●署長「よかったですな。勝てたのは不思議ですが」
●給仕「私は会合があって」リック「行き先は言うな」
●署長「寂しくなるな、俺より悪いのは君だけだ」
姑穫鳥の夏MOVIX三郷2005.7.18
実はこういう怖い系?ホラー系?なんというのだろう???こういう系はとにかく嫌いと言うか初めて見た。
小学校の時に、怖い漫画を読んで眠れなくなって、寝不足で学校を休み、おばあちゃんのふとんで一日寝て以来、怖い系のものはダメなのだ。
しかし初めて見たのがこの映画だったのは幸か不幸か???どうなのだろう?
スクールの友達が「見たい見たい」と言っていたし、
今朝だか昨日だかのテレビで堤真一の長台詞がすごいといしだあゆみが絶賛していたし、
うちの相方が好きな田中麗奈ちゃんが出ていたので、つい見に行ってしまった。
そりゃー台詞長いわな。だってほとんど堤真一の説明だけで終わる映画だもんね。
豪華キャストの意味がない。ほとんど回想シーンと話だけで展開が終わる映画だった。
原作は読んでいないけど、この脚本家はちゃんと原作よんでんのかなー???疑問。
阿部ちゃんはなんのために出てきたんだか・・・・いしださんの頑張りが痛々しかった。麗奈ちゃんは相変わらずバンブーな感じだった。
構成と脚本が本当にイケテない映画だったと思う。
昔うちのマンションのベランダの工事があったときに、ダーママにベランダのガーデンニンググッズを預けた事がある。
そしたらなんと、工事が終わった際に戻ってきたのはねぎやチューリップを植え込み済みのプランターだった。
これじゃーあんた作った後のプラモデルをくれるようなもんじゃん。そいうのはおせっかいっていうったい!(なぜか博多弁)
この映画の構成はまさにそんな感じだった。さっき見たコナンの方がおもしろかったなー
戦国自衛隊CS707からの録画2005・6・24
うーん、1549を先に見てしまったのがよかったのか悪かったのか…
放送終了後1549の原作者「福井晴敏」が面白いようなとんちんかんなような
「まっ、彼は所詮、映画人ではなく作家だからね」と言うような事を喋っていた戦国自衛隊…
1549とは比べちゃ失礼と言う域だった。
スクールでもよく、「ストーリーではなく人間を書け」と教えられる。
その点、戦国自衛隊は、自衛隊員それぞれのキャラを手抜きなく描いていて、多分見た人によって「この人のこういう部分がわかる」と言う、
感情移入できる話に仕上がっていた。ちょい役も豪華で今見てもお宝映像だ。
個人的には、千葉真一と夏八木功が友情を育んでいくようなシーンが印象的。
当時岡田菜々のファンだったので、若き日の奈々ちゃんを見れて尚満足。
福井 さんのインタビューの中で「今なら、あっ、ここで人数足りないなと思ったらCGを使える云々・・・」みたいな事を言っていたけど、しゅーはある意味、
CGの向上がストーリー先行の、人間が描けていない、脚本の衰退をさせている要因だとも思う。
1549と何が違うかと言えば、一言で言えば気迫が違う。
「お金をかける場所」をちゃんと心得ている。
それはきっとストーリー先行で脚本を書いていないから、「ここだ」というつぼをちゃんと監督が知っているのだと思う。
1549はそういう意味では「もう一度脚本の勉強を、視聴者の気持ちになってしなおせ」と言いたい。
こうい映画を見ていると、カメラや映像だけを意識して描いた脚本がいかに陳腐かがよくわかる。
スクールでもよく、ろくなシナリオを書いていないやつに限ってカメラワークを意識したト書きを書いてくる。
そんなの持ち場が違うだろうと言いたい。カメラワークはカメラマンに任せればいいのよ!まあ描きたい気持ちもわかるけど・・・
話がそれてしまったけど、とにかくいい映画、いい脚本だろうと思った。
LOVERS@TUTAYAでレンタル2005・6・23
はははは・・・次回は戦国自衛隊の感想を書く!などと言いながら、違う感想をアップしてしまった。
だって今しゅーは、スクールの課題を2本に一本は恋愛物を書こうと堅く心に決めているからお勉強中なんだもんね。
恋愛物ってスクールでも書く人少ないし、何よりも難しいのさ。でも頑張る!!!
ここまで美しいと許せる
倉本聡嫌いのしゅーですが、ここまで色彩にこだわった美しい映像なら許せます。
ただ、欲を言うと、最初の方で、チャンツィーの艶やかな姿がインパクト大だっただけに、ラストに行くにしたがって、
チャンツィーの艶やかな姿が見られなかったのはとても残念。これにはちょっと、観客として構成上の文句を言いたい。
あと、ラストシーンの雪が出てきた時には「あらら・・・?」と時間経過の不自然さには疑問を覚えずにはいられなかった・・・
と言うか、「まあ映画だからね」的な発想なのでしょうが、許せる映画上の奇跡と許せない奇跡があるとすれば、このシーンは許せない。
このシーンが陳腐だったために、ちょっとマイナスな感じが否めないですが、
映像的には素晴らしく、踊るように戦うチャンツィーの姿は目に焼きつきました。
構成上のうまさ
最近の日本映画に多いのですが、最初の方にやたらと小難しい専門的な説明台詞が多くて、
飽きっぽいしゅーはすでにそのシーンで心が離れてしまうんですね。
その点アジア系?(日本もアジアだが)の映画は字幕で伝えたい事を伝えた後、すぐに核心に入る大雑把さと言うか、
しゅー的には視聴者へのサービスだと受け止めていますが、この手法は好感が持てます。
この映画に関して言えば、字幕の後にすぐ、金城とアンディーラウの遊郭の会話に持っていくところはうまいと思います。
設定のうまさ
●遊郭の女性に花の名前をつけている設定
●当然だけど、話が二転三転するところ
●わかってはいたけど実は目が見えるところとか
●頭目は女な所
●チャンツィーに金城を殺させる設定
台詞
●「目が見えません」「別の味わいがありそうだ。試してみよう」
●「二度と踊れない、いいのか?」
●「本気になるな」この台詞は何度も出てくる。伏線としてうまい。
●「見飽きたの?」
●「今までありがとう、行って」「こうなったらそうはいかない」
●「なぜ聞く?」
●「私のためでも…」私にはこういうベタな台詞はでてこない
●「風なら消えて、もういらないわ」…このあたり大映テイストを感じるね(^^♪
●「なぜ戻ったの?」わかっている事を聞きたがる女のうっとーしい心理がこの台詞に凝縮されている
●「俺は三年も思い続けたのに、お前は三回でやつに・・・」
●「助けたくて途中で別れたのに、戻ってくるから」
●「あなたも逆の立場なら私を殺すはず
●「あえないわ、会えばどちらかが死ぬ」
印象的なシーン
●金城が刀でチャンツィーを脱がせるシーン
●遊郭でのアンディーラウとチャンツイーのシーン
●チャンツィーが金城の顔を触るシーン
●追っ手が起き上がるシーン
●チャンツイーが水に触る時の笑顔
●金城が花を集め、つけてやるシーン
●踊るように戦うチャンツィー・・・しかしこのシーン、長すぎて途中でちょっと飽きる。
●竹の戦いというかあれは芸だな
●走るシーンと息遣い
恋愛物としてお手本にしたいシーン
●王道ではあるが、ストーリー上の設定として、怖い目にあって助けられる設定
●キスの途中でやめるシーン
●野山に連れて行く約束…約束と言うのは恋愛物ではかかせない
●二回戦わせて本気にさせる・・・みたいなあたり
●女の方からの激しいキス・・・途中で拒む男
●チャンツィーひとりで戦わせて助けに現れる金城
●縄をといてしまうチャンツィー
●追いかけるチャンツィー
全体的には色彩の綺麗さと、チャンツィーの美しさが印象に残った映画で、スクリーンで見たかったかと言えば、やや疑問。
私のようにシナリオの勉強をしているものとしては恋愛物のお手本としてはとてもためになる脚本だけど、
大作としの期待をしてみたら少し拍子抜けするかも…
戦国自衛隊1549@イクスピアリ2005・6・19
本当はイクスピアリのムービーファン特別上映パイレーツオブカリビアン800円を見に行ったのに、出遅れてしまいsoldout・・・
仕方ないので戦国自衛隊1549を見ることに・・・。
前作を土曜日のCSで1時間ほど見てわくわくした。
録画したので、残りはまだ見ていない・・・
が、しかし、1時間しか見ていなくても、映画としてのグレードの高さは1549と比べちゃ失礼と言う域だった。
これは(1549)どう考えてもシナリオが悪い。
この手の失敗をする人が、スクールにはたくさんいるので、まさかうちのスクールの出身?と思ったけど違っていたようなのでホッとしている。
好きなシーンを集めました的シナリオ
シナリオを書く力がないやつに限って映画をよく見ている、いわゆる映画オタクだったりする。
そういうオタクの書いたシナリオはよく言えば「リスペクト」悪く言えば「パクリ」が多い。
しかも単純に「ねー、ここでこの人がこの人にライターを渡したらなんかかっこいいでしょ」
「ねーこのシーンではこの人はやっぱり死ぬよね?」と言うようなのりで書いたようなシナリオだから、
本当に客が感情移入をするべきシーンでさっぱり感情移入できない。
ネタバレになるが、島大輔は殺しちゃいかん!あの人こそ、ラストシーンで敬礼をするにふさわしい人物。
どこぞの劇団員に敬礼されても感動しないちゅーの!
小道具とか台詞とか、きめ技を随所に盛り込んでいる割に、使い方を間違っているので、不発に終わった打ち上げ花火のようだ。
多分原作は面白いのだろう、と言うのがわかるだけに、原作者が非常に気の毒。
この映画は脚本が悪い。
ストーリー追いのシナリオ
ストーリー追い(スケッチと言いますが)のシナリオほどつまらいないものはない。
ストーリーだけでは映画は面白くないのだ。そこに感情移入できる魅力的なキャラがいないと話にならない。
なんで江口を使ってこの程度?だいたい、この映画は、多分脚本家が戦国時代側の人間に感情移入しすぎている。
気持ちはわかるけど、現代人の側が手薄になっている。
だから何が言いたかったのかさっぱりわからなかった。キャスティングが豪華だったのが、尚不憫。
これを見て、あずみが見たくなったのは私だけだろうか?これ以上書くとネタバレ(もう十分かも)になるのでこの辺でやめておこう・・・
次回は戦国自衛隊の感想を書こう!と堅く心に誓ったのである・・・
インファイナルアフェア&インファイナルアフェアU@TUTAYAでレンタル・2005・6・3
スクールの一番最年少のお友達にもすすめられ、掲示板でもすすめられ、やっと2作見ることが出来た。
例によって、それぞれの感想を書いたノートがわからなくなり探していたらずいぶん前回の更新から日にちがたってしまった。
個人的には1(勝手にそう呼んでいる)のが好き。
2は面白かったんだけど、話が(時間がではなく)長くて、物語が分散していたので、1に比べると見るテンションが少し下がってしまった。
でも、随所、随所に見せ場を入れているのはすごいと思う。
ただ二人の脚本家で書いているようなので、時々「あら?」と思うトーンになっているのは多少否めない
1,2ともにテロップで始まる涅槃経の解説で、まず必死に読んでしまいます。
インファイナルアフェア・個人的に印象的な台詞&シーン台詞
●「その台詞は耳が腐るほど聞いた」
●「25日はおまえの誕生日だろ」「腕時計はしない」これは日にちもわかるし、関係性や性格もわかるのでいいやり取りだと思う。
●「言い忘れたが負けたほうは死ぬ」
●「土曜日に試しましょ」この台詞は二人の関係、時間経過を表すのに効果的、うまい!
●「5,6年ぶり‥」「マミー、あたし6歳よ」この脚本家は何気ない台詞で時間経過と関係をあらわすのがめちゃめちゃうまい
●「今日来なかったやつが犬だ」
●「これが俺の道だ」
シーン
●ラウが弁護士を装い(多分)、テーブルの下で携帯をかけさせるシーン
●警視がタクシーの上に落ちてくる時のヤンの気持ち。ここはやはり設定上ぐっと来る。
●キョンが勘違いでヤンを助けに来たと思わせ、すべて知っている展開
勉強になる小道具など
●周波数をうまく使っている
●1,2ともにカットバックが抜群にうまい。
●キョンのキャラクター「なるほど、デカだらけだ」というやり取りなど
●無駄なsexシーンがない。
●台詞の途中に名前を入れてくれるので、この人が誰かわかって助かる
インファイナルアフェアU
台詞
●「やつの頭にたまをぶち込むべきだった」
●「なぜ今まで逮捕しなかった?」「俺が男前だから」「かもしれん」
●「裏かから出るか?」「デカと会うのは法に触れない」
●「今夜やったことは二人の秘密よ」
●「女は単純なの」
●「街で生きるって事はやるかやられるかだ」
●「俺がやったら言いふらす」
●「世に出たものは必ず消える、消え去る時がきただけよ」
●「善人でありたい」なるほどこの台詞ね、でも、善人っていう単語は少しダサい。翻訳家がダサいのか?
●「兄弟分だと思っていたのに」「兄弟分なら黙認してくれ」
●「私が当選すれば表社会に出られる」
●「落ち着け、みな同じ船に乗っている」
シーン
●「さっきからよくなるな、女か?」
●上納金を払う日のお互いの立場のカットバック、名前を入れての人物紹介が抜群にうまい。
●ラウが電話をかけてくるシーンでの無言の緊迫感はさすが
●電話をかけてくるシーンのカットバックもさりげない人物紹介がされていてすごい
●父が殺された日、ラウが食事をしている所に警察が来るシーン。
ラウがたち上がり、全員が立ち上がるシーンやシガーに火をつけごはんに立てるシーンなど
●4人が殺されるカットバック
●本人を殺さず周りを殺す手法は見習いたい
●タイの奥さんだと思っていた女がメイドだった
●マリーという、同じ名前の女が出るシーン
小道具
●ロレックスがうまく使われている
●無造作に丸めれた札束
ちょっと突っ込みたい点
●極道の女としては子供をおろす理由が弱くてマイナス1。そりゃ男も怒るやろ!
●トランプが出てくるたびに「持ち歩いているのか?ご苦労な事です」と思ってしまってちょっと笑える
●「わからないのか?俺は死は覚悟していた」
うーん…自分でこの台詞を言わせるのはこれまでの人のよさがなんだか崩れてしまう感じで、もうちょっと書きようがなかったのだろうか?
1,2ともにカットバックのうまさは絶品だと思います。
半落ち@テレビからの録画・2005・5.11
あまり、予習も期待もせずに見た割にはよかった。…っていうか、よかった。
話自体はびっくりするような仕掛けもなく、森山直太郎の主題歌と言い、
地味なトーンといい、全く私好みではなかったけど、脚本が素晴らしかった。
・・・だからと言ってスクリーンで見たかった映画でもない。テレビで見るくらいでちょうどいいかな。
何がいいかというと、私のようにシナリオの勉強をしているものにとっては、
状況設定、人物設定、説明に関する台詞のすべてが非の打ち所のない、
脚本のお手本のような映画なのだ。そういう意味でよかったし素直にジーンときた。
今回は感想と言うよりお勉強です。
見習いたいシーン&台詞
●最初のシーンで柴田恭平がジッポをかちゃかちゃしながら、山盛りの灰皿になっているシーン。
よくある時間経過と感情をあらわすのにあよくある手法だけど、でもやっぱり見習いたい。
ジッポは私も作品の中でよく使うが、使える小道具だ。
●「本部に上がって何年だ?」「7年です」「ほー7年で指導官か、優秀だな。そのキャリアをムダにするな。おまえの所も来年受験だそうだな」
このやりとりだな、やはり・・・
●警察の思い通りになるように誘導した柴田恭平が寺尾あきらに「すみませんでした」と謝るシーン。
「ここは俺の部屋だ。おまえこそ出て行け」と上司に食いかかるシーン。
私達のような素人は、こういうベタなシーンを書かないのがかっこいいと思っているのだが、実はこのベタさ加減は感情を観客に伝えるのにとても重要。
●「あの人に助けられました」柴田恭平のこの台詞がいい。
●「それでも隠そうって事は?」「梶は何かを守ろうとしている」
●「●●採用のくせしやがって」これもその人のポジションを観客に伝えるのにうまい台詞だ。
●「本社に戻った途端、奥さんとよりが戻ったりして」この台詞はお見事。この台詞一つで二人の関係と仕事の現状まで物語っている。
●「見解の相違だな」うん、これは単純にいい台詞だ
●ジャックダニエルのロックを普通部屋で飲むかー・・というわかりやすいベタな突っ込みどころ、飲んでいる最中に席を移動するシーン
●クリニッカー橋という単語を見つけてきた努力
●「あなたは今誰のために生きてるんですか?」
●「君は梶の事をどれくらい知っているのかね」
●柴田恭平が煙草を上司に渡し、火をつけるシーン
●「今のあなたを見たら裁判官だった父上が泣きますよ」
全体的に説明せりばかりで構成されているけど、それでもうまい。
単純に刑事ものとして勉強になったシーン&台詞
●「ベルトとネクタイを取り上げるのを忘れるな」
●「完落ちしている被疑者なら、他の人間を…」
●「10月7日午前7:23只今より取調べを開始します」ほうほうこういう風に始めればいいのか。
●「異例ですが時間がないので、核心部分から伺います」なるほど・・・
●上司の台詞で「心中を計って失敗した哀れな男、それでいい。しゃべらせればいいんだよ」これ、すごいベタな使い古された上司の台詞だけど効果的
ちょっと一言
今回このレビューを書くに当たって、物書きを目指すものの端くれとして私的には「なんじゃこりゃ?」
という不思議なレビューを見つけたので一部その部分をパクッテきた。
「全体的には、盛り上げよう、泣かせようという魂胆がミエミエです。
そして『半落ち』という言葉を使いたいがために
このストーリーを作ったとしか思えない
根本的な幼稚さが、この作品を評価できない点ですね。 」
はっはっは…あんたに幼稚なんていわれたくないよ。あったりまえじゃん!
ライターはそれこそ、身を削る思いで「泣かせようとするシナリオ」「笑わせようとするシナリオ」を書いているのです。
魂胆がミエミエなのは前宣伝でわかっているはず。
それが嫌なら私のように倉本聡の作品は見ないとか自分の好きな傾向の映画はわかるはずです。
それがわからないようではそれこそ幼稚というものでしょう。
私に言わせれば、こういうレビューは確かに多いですが、けなす事で自分が通の映画人ぶりたいのだろうなーとしか思えません。
一流レストランに行って、文句ばかり言っている間に料理が冷めてしまって、一番美味しい瞬間の料理を食べられずに文句を言う人がいますが、
いいお客と言うのは美味しく食べるための努力を自分も店の人と一緒にすること。
映画もそれと一緒で、そのライターが「泣いてもらいたい」「笑ってもらいたい」という思いで
作った作品を楽しく見るために客としての最大の努力を素直にする事だと思います。
それと、ライターは必ず使いたいキーワードがあります。
そのためにストーリーを書いているのだから「半落ち」という言葉を使いたいがためにこの作品を作ったと思われれば、
それはライターにとって「してやったり」と喜ぶべき事なのです。
マリリン映画@「お熱いのがお好き」&「紳士は金髪がお好き」TSUTAYAでレンタル
「お熱いのがお好き」
個人的には「紳士は金髪がお好き」のマリリンよりもこちらのマリリンの方が好き。…
というか、監督のマリリンの使い方がこちらの方が好きなのかもしれない。
少し前に見たので残念な事に記憶がうつろ…なのでamazonのレビューなど見ながらこれを書いている。
印象に残っているシーン
●ジョー(多分?)がおばさんを口説きながら、おばさんの車をゲットするシーン
●女装した二人のやりとり、名前のつけ方など面白かった
●マリリンの役名「シュガー」がぴったりの、決してうまいとは言えないけど甘い歌声が逆にキュートで印象的だった
●電車の中でのパ−ティーシーン(あんなに大騒ぎしてはばれるだろうとはらはらさせられた)
●シェーカー代わりに水枕が出てくる生活上のアイデア
●「好きだな、でかい女」っていうちび男−
しゅーのお水時代の経験から言うと、実際小さい男性は、背の高い女を好きだというのを個人的に知っていたから尚一層楽しめた。
●ダフネとお金持ちのおじいさんのシーンが面白い
●ジョーが苦労してシュガーを口説くシーン
好きな台詞
「俺達はダイエット中だ」- ダイエットしても骨格は変わらないと思うけど・・・
「百万長者がいっぱい来るわ、渡り鳥みたいに」
「さおをしまいなさい、釣る魚が違うから」
「うちのバンドの女の子は身持ちが硬いですから誘惑なさらないで」(性格が出てる)
「完璧な人はいない」−この台詞はGOOD!ただのスケベじじいじゃないというじいさんの度量が出てる。
感想
なんていうのかな…初めてビリーワイルダー監督を意識した映画「サブリナ」ほどのインパクトは個人的にはなかったけど、
全体的にそつなく面白かった。
まだマリリン映画は全部見ていないけど、キャラ的にはこのマリリンが一番好き。
「シュガー」と言う役名もマリリンにぴったりだと思う。この後に「紳士は金髪がお好き」を見たのだけど、
やはりマリリンにはこういうふわっとした役のほうが可愛くてキュートだと思う。
でもそれはマリリンが演技のうまい女優さんだからだと思う。頭の軽そうなキュートな子を演じるには、バカではできないと思う。
「紳士は金髪がお好き」
この映画ってどちらの女が主人公なのかな?
DVDのパッケージを見ると、マリリンが前面についているのを見る限り、マリリンが主役だと思うのだけど、実は違うんだよね。
この映画に関してはドロシーの方が個人的に好き。マリリンは女と絡むのがあまり似合わない感じがする。
かといって別に嫌いじゃなかったけど、この映画は普通に面白く、マリリンも普通に綺麗だったと思う。
私にとって「普通に面白い」という映画は、「印象に残らない」という意味に等しい。
やはりビリーワイルダーの方がマリリンの魅力を知り尽くしている感じがする。
ただミュージカル映画としてはミュージカル苦手な私でもうきうきしながら楽しむ事が出来たけど、
印象に残っているのがドロシーのシーンばかりなのは残念な気もする…後で知ったけど主役だから当然か
気になった台詞たち
●「もし船が沈んだらどっちを助ける?」「彼女達は浮くよ」
●「顔だけじゃお金持ちかどうかわからないのに」
●「南アフリカ第二の鉱山をもっとるんだが」「口にせん方がいいらしい。友達に聞かせたくないらしい」
●「何か用?」「美人だってことを言いたくてね」−こういう紳士的な台詞は日本映画じゃまず考えられない
●「外は満月よ」−ベタだけどいい台詞だと思う。
●「お金持ちの男は美人の女と同じなの」「私が利巧ぶると男は嫌がるの」
印象的なシーン
●ベッドの上で跳ねるマリリン…でもこのシーンは監督の「マリリンにはこういうしぐさがキュートに見えるだろう」
みたいなお約束的あざとさが見え隠れしていてそんなにキュートに思えない
●超お金持ちが子供だっていうアイデアはGOODだと思う。でもその後の使い方がそれだけに終わってる感じ
●「ずっと考えてたんだ、何しようかなって」「決まった?」そこからキスシーンに入るのは勉強になる。
●丸窓から抜け出すマリリンはキュート
●「感謝の印に何かさせてほしい」の後に手にキスするシーン
●場所のテロップと店の写真、それにタクシーの荷物だけで時間経過と行動を表す手法は見習いたい
●マリリンのピンクの衣装がいい。
●身代わりに法廷に出るドロシーのシーン
この映画に関しては、ドロシーの方がミュージカルシーンもキャラ設定も個人的にはマリリンより好きでした。
作者の意図する所はつかめるんだけど、マリリンを魅力的に見せる工夫が足りないと言うか
ミュージカルシーンのマリリンの魅力に頼りすぎていると言うか…そんな印象を受けました。
ただ今まで私の数少ないミュージカルを見た中では2番目に(一番はシカゴ)面白かったかもしれない。
脚本自体はマリリンチックと言うか面白い話だけに少し残念。これをビリーワイルダーでして欲しかった気がする。
少し話がそれるけど、スクールで人の作品を聞いていると、ストーリ自体は面白いのになんか面白くない作品が多い。
これもそんな印象を受ける。
その理由は、キャラクターの独自性がなく、観客に対するサービス精神が足りないのである。
話だけを適当に進めるからそんな風になる。作者の思い入れている部分が見えないのだ。
クドカンやビリーワイルダー(一緒にするな?)のすごい所は、
観客へのサービス精神と作者の思い入れが見事にバランスよく交じり合った作品に仕上がっている所だと思う。
そういう意味でこの作品はちょっと高飛車な仕上がりでしゅー的には…
ただマリリンのミュージカルスターとしての才能を確認するにはいい映画だと思う。
ここまで書いたときにドロシーが主役だという事を知った私・・・
これはやはり脚本&監督が悪い!
またスクールネタですが、スクールでは主役を最初から最後まで出して
誰が主役かきっちりわからせる&最後に成長して気持ちの変化があるのが主役だとも教えられた。
そいう意味ではマリリンに重点が置かれすぎてラストシーンの
「お金持ちの男は美人の女と一緒なの」という決め台詞をマリリンに言わせるのは相当まずい。
これではジェーンラッセルが怒りたくなるのも当然である。
この場合マリリンのティアラ事件に重点を置いては、当然マリリンが主人公である。
ドロシーが主人公であるならば、あのシーンはそんなマリリンをドロシーが見放して決別し、男と逃がすべきである。
そして男と一緒にいる最中もローレライの事が気になって、最後はロ−レライの元に戻る・・・
というのが正しい主役としてのストーリのあり方であるべきだ。
これでは観客は当然「マリリンが主役を食っている」と思う。
主役であるドロシーよりも、マリリンに肩入れしている脚本だから、
ジェーンラッセルは「マリリンに食われている」というとばっちりを受けている。
そういう意味では非常に勉強になる作品だった。
誰のせいでもなく脚本家が悪いのに「マリリンが主役を食った」とジェーンラッセルにしてみれば非常に割りに合わない作品だっただろう。
阿修羅城の瞳 イクスピアリにて2005・4・30
ディズニーランドへ行くお客でいっぱいだろうと、覚悟して行ったGWのイクスピアリはがらがらに空いていて、穴場だった。
さてさて、そのがら空きのイクスピアリで、阿修羅城の瞳のチケットをゲット。
案内されたのは「あずみ2」の時に通された小さなしけた部屋。
始まる時の注意を、アナウンスではなく、お姉さんがやってきて「本日はご来店・・・・」と注意事項を生の声でしてくれる手抜きなお部屋なのだ。
この部屋で上映される映画はしけた映画と決まっている。あずみ2がそのいい代表例だった。そういう嫌な予感をかき消せないまま映画は始まった。
市川染五郎
もともと松たかこのお兄ちゃんが好きだったしゅーですが、これを見て更にファンに…
市川染五郎、市川染五郎…この人たちの嫌なところは、名前を覚えた頃に違う名前に変わっている所だ。
だから私は「松たかこのお兄ちゃん」と呼んでいる。この映画は完璧に染様のプロモ的な仕上がりだった。いい意味で…
シナリオを勉強している身としては、こういう「役者の魅力を最大限に引き出す設定とストーリー」には非常に興味がある。
染五郎さん、めちゃめちゃかっこよかったです。
あの若さで着流しがしっくりと身についてしまっている風格は、やはり生まれもってのサラブレットとしての資質なのでしょう。
決め顔とか間とかすべてがスターとしての完璧な要素をお持ちの方だとお見受けしました。
この映画が彼の初めての主演作らしいですが、十分に主演としての華を感じました。
宮沢りえ
恋をすると阿修羅と化す難しい役どころを、うまくこなしていたと思います。
相方曰く「もう少し若い女の子の方がいいような…」確かに設定上からすると、
今の理恵ちゃんでは少し枯れすぎている感は否めないのだけど、
だからと言って今の日本であの役を演じられる若い女がいるかと言うと…やはりあの役は宮沢りえしかいないのである。
でも欲をいうと、もう少し肌のはりがあった頃のりえちゃんだったら、若さ故の阿修羅の残酷さ、みたいなものが出てさらに良かったかもしれない。
CG
あははは…いやいやテレビで話題になっていたCGですが、この映画のCGは恐ろしくちゃちです。
でも江戸時代という色と欲が融合した時代のお話なので、このおもちゃっぽさがかえってよかったかもしれません。
色&衣装
CGはめちゃめちゃちゃちだったけど、江戸時代の特徴を最大限に生かした全体の色使いは見事だったと思います。
よくよく考えると、衣装もそんなにたくさんでていたわけではないのにやたらと変わっていた感じがするのは、役者さんの気迫でしょうか…
渡部篤郎−この人の台詞回しは全部一緒だな。まあでもこれはこれでよかったかも…
ラブシーン
日本人のラブシーンは、あまり綺麗に思わせる映画が少ないと思うのですが、この映画のラブシーンにはスタッフの気合と浪漫を感じました。
つばきが阿修羅に転生する時の染様との濡れ場は見ていてドキドキするものがありました。
花−椿の花がいたるシーンに使われていて、花びらが舞うシーンとラストシーンの桜の使い方がうまいと思いました。
全体の感想
個人的にはDVDが出たらお買い上げの映画です。ただ、これは好き嫌いが分かれる映画だろうとは思います。
見る人の恋愛感で好みがはっきり分かれるでしょう。
赤い糸や花などの小道具をうまく使っている、脚本としては実によく出来たエンターティメント性に優れた映画だと思います。
ラストシーンの二人の対決のせつなさや戦いに挑む時の染様の「これはあいつと二人の秘め事なんだ」という台詞がめちゃめちゃ私好みです。
そして、最後のシーンが椿から桜に変わっているのも好きなシーンでした。
初恋の来た道/BSからの録画2004・4・26
ダメだ、この手の映像美に命をかけた映画には、どうも共感できない…日本で言えば倉本聡タッチと言うのだろうか…
あーそれにしても「お熱いのがお好き」の感想をアップしたいのに、その感想を書いたネタ帳がない。
部屋のあちこちに5冊のネタ帳を置いておくからこんな事になるのだ。GWはネタ帳の整理だな。
話がそれた・・・初恋の来た道、すごく綺麗な映像の映画だ。
そればかりが頭に焼きついて、肝心のストーリーはさっぱり印象にない。まあ倉本聡の話もそんなもんだと認識している。
「北の国から」みたいなタッチの淡々とした話だ。しかし、倉本聡が好きではないということは、作家志望の人間にはあるまじき感情のような気もする。
あの人は確かに脚本は恐ろしくうまいのだ。「読むドラ」(CSで放送されている脚本を役者が読んでいく番組)で聞いたとき、「ごめんなさい」状態だった。
また話がそれた…と、言う事はあまり印象にないのだろう。
チャンツィーが恐ろしく初々しく可愛かった。
アジエンスの宣伝で「チャンチョンチンチョン…」とわけのわからない歌を歌っている妖艶な女と同一人物とは思えない。
でもあの老婆の昔がチャンツィーというのは、あまりにもキャスティングの手抜きではないのか?と思ってしまう。
まあなんにしても「癒し系」の部類に入る映画なのだろう。回想で綴られた主人公の若き日々…
私の通っているスクールでは、回想シーンをなるべく使わないように指導されている。
でもまあ、これは回想であって回想でないような気もする…が、スクールでの禁じ手「ナレーション」も多用されている。
回想とかナレーションを使うと、話が「薄っぺら」になると言うスクールの方針だ。
この方針に100%同意しているわけではないが癒し系の話にはナレーションが多く、
心のひだ(いわゆる小説的なシナリオだから)を表現するには映像では難しく、その難しさを映像美でカバーしているずるいシナリオはやはり嫌いだ。
スクールの課題でも「それは小説やろ!」と突っ込みたくなるような綺麗なト書きを書いてくる人がたまにいる。
でも所詮シナリオは「映画の設計図」。心のひだを映像で表現できずに映像美とナレーションに頼るなら、小説家に転向した方がいいのではないか?
書いていてわかったけど、こういう「泣かせまっせ」的な映像とナレーションを使っている映画がどうも私は嫌いなようだ。
たまには泣かせる映画を見せてくれよ…
風と共に去りぬ2005・4.10TSUTAYAでレンタル
監督:ビクターフレミング 脚本:シドニーハワード
今回あえて監督名と脚本家を明記したのは、これ以降、私個人はこの人達の作品は「あまり見たくないなー」と思うからである。
「最高」とか「すごい」とか「映画市場の歴史に残る」とか「これを見ずして映画を語るな」とか色んなレビューを見たけれど
「その気持ちがさっぱりわからん!」
ただ、最近の原作物のファンのように、「原作よりも薄っぺら」と、原作ファンがかなりご立腹なレビューを見かけた。
そうでしょう、そうでしょう。原作読んでいない私にも「へったくそな脚本だなー」と思うもん。
何が下手かというと、人が一番感情移入するべきシーンのすべてを、手紙や時間経過だけで表して、綺麗なシーンしか書かれていないのがまず最悪。
これは私たち脚本家を目指すド素人がよくやる手である。
「私はレイプされたのよ」みたいに台詞だけで苦労を語ってわからせようとする手法である。
でもこれではどの程度辛かったのかがわからない。
この手のシーンは脚本にすると書きにくいので、よくごまかそうとするのだが、
ごまかしてしまって綺麗なシーンだけを書いても後に続く感情が観客に伝わらないのである。
この映画はビビアンリーをなるべく綺麗に撮ろうと努力しているのは十分認めるが、
スカーレットが「人殺しをしても生きていきます」と強く願うシーンに至る前の、大根を畑から引きちぎって食べるシーンはこれは逆光で撮っちゃいかんやろ!
ここはスカーレットの人物像を表す重要なシーンなのだから、例え汚れた大根をがっつくシーンでも、はっきり見せてもらわねば意味がないシーンである。
この映画は一時が万事、この調子で、重要な汚れシーンを逆光で表し、すんなり時間経過させているのが、
私のようにスカーレットに感情移入できない観客を増やしている要因であると思う。
ようするに心理描写の表現方法が下手な脚本だと思う。レッドバトラーにいたるまでのシーンがやたら長すぎるし、中だるみする。その割にはラブロマンスの要素の部分はあっさり終わり、あとは喧嘩というか心のすれ違いのシーンばかり。それも原作ファンをゲンナリさせているような描写で書かれているようである。
原作読んでいない私が見ても、「つまらん脚本家だなー、恋愛経験少ないんだろうな」と思う事しかりである。
それに個人的な意見で申し訳ないですが、ビビアンリーって全然綺麗だと思わない。なんか「おばさん臭い顔」だと思うのは私だけ?
映画をみるまではクラークゲーブルというのは相当かっこいい男だと思っていたのだけど、かっこいいのは最初のシーンだけ。
あとは遊び人ぶってはいるけど、真の粋な遊び人になりきれないただのおっさんにしか見えなかった。
その点ボギーは最高に粋なおじさんに見える。
この映画の中で「いいシーンだ」と思えるのは、子供が産まれた夜に召使とバトラーが一緒に酒を飲むシーンだけだな。
後はなんか大人になりきれないおやじとおばさんが映画の中の主人公を気取って破滅に向かっている一般人を彷彿させる哀れささえ感じた。
やたらと長いだけの映画である。
脚本がもう少しましだったら、4時間をいたずらに撮らずにすんだんではなかろうか?しゅー的にはかなり酷評です。
麗しのサブリナ2005.4.6TSUTAYAでレンタル
非常にやばい。今年になってみた映画の数はまだ38本だ。こんな調子で今年中に300本の映画を見れるのか???
ニート主婦になった途端、新しい出会いがあり、なかなか多忙な日々を送っているのである…
前置きはこのくらいにして…今日はTUTAYAで「麗しのサブリナ」と「風と共に去りぬ」を借りた。
麗しのサブリナ…私的にはローマの休日に次ぐ、いやそれ以上にはまったヘップバーン主演の映画である。
色んな人のレビューを読んでみると、「ボギーとヘップバーンの年の差がありすぎ」という感想も多々見かけたが、
私に言わせれば、この映画はボギーのおかげでヘップバーンの妖精的な魅力が際立っているのである。
メイキングを見てケーリーグランドの方が良かったかも・・・というような感想も見かけたけど・・・
そんな事を言っているやつはだめだめちゃんである。大人の恋がきっと出来ない普通の人である。間違いない!
感想
「シンデレラストーリー」をモチーフにした恋愛ストーリーの王道物で、話の筋は簡単に読めてしまうけど、コメディーのセンスが抜群で楽しい。
当時殺し屋でクールな役が多かったボギーに、この役をやらせたビリーワイルダー監督は、
田村正和に初めて古畑の役をやらせたプロデューサーと同じ位、
またはシカゴでリチャードギアをパンツ一丁で躍らせた監督と同じくらいすごいと思う。
ただ一つ残念なのは、ヘップバーンが美しすぎて、田舎娘だった頃と、パリから戻ったときの落差があまり感じられない事だ。
田舎娘だった頃も、あれはあれでいけていた。さすがヘップバーン。
そのうえ、すべてのシーンの台詞のやり取りが深い。今回はノート3ページ分もメモってしまった。
好きな台詞&台詞のやりとり
●「あの笑い方嫌いよ」「ディビットの相手だから嫌いなんだろ」
●「プラグのチェックをしていました」「窓を全部閉めたままで?」
●「ディビットの事は?」「彼のことは考えません」「良かったわ」「夜だけしか」「まずい」
●幸福な恋ならスフレがこげる
●傑作です。さすがは男爵です(先生の性格が出る台詞だ
●「月にロケットを飛ばす時代だよ」
●「ホットドック屋の息子とからし屋の娘の結婚じゃない」「僕が結婚しないと子供が靴をはけないのか」(あーいえばこういう手法が好き)
●「傍観者ではいけない。恋も同じです」
●「もしも私がわからなかったら、一番磨きのかかった美しい娘が私です」(自分で認めた自信と変化を感じさせる)
●「この前の素敵な足には25000ドルかかったよ」
●「月が手を差し伸べるのよ」
●「48年も一緒にいて信じられんのか」
●「気に入らん」「あの子が望んでた事よ」
好きなシーン
○グラスを隠すディビットをサブリナが目で追うシーン
○自殺しようとするサブリナを発見するボギーとのファーストシーン
○ボギーがサブリナを肩にかついで部屋に上がるシーン
○料理学校の窓の風景が季節で変わるシーン
○手紙でサブリナの近況を知らせるシーン
○「この古い屋敷にそよ風が吹き込んだ」「車庫の方から吹いてきた風でも?」
○いすに乗って回るサブリナ
○ライナスのオフィスで料理を作るシーン
○ライナスが持っている傘を通りすがりの帽子と傘を持った人にかけるシーン
コメディチックなシーン集
○寝ている父親からずり落ちていく毛布
○自殺するはずなのに、ガスにむせて思わず窓を開けるサブリナ(ここには彼女の性格も感じられる)
○料理学校で卵を割るシーン「new egg」と言う台詞はゴロ的に英語だから面白いけど日本語だったらどうなのだろう?
○プラスティックの上でピョンピョン飛ぶシーン
○ディビットとの再開のシーン
○婚約者と踊るディビットがサブリナを気にするシーン(シナリオの勉強をしていたらト書きでごまかしがちなシーンだけど、これこそ重要
○ディビットの過去の結婚相手の事を話すシーン−「両親と兄弟を入国させるための芝居だった」「その女優はテレビで汗止めスプレーの広告をしていた
○いすにすわって、ディビットのお尻にはいっているシャンペングラスが割れて動けなくなる設定
○お尻から医者がガラスをとるシーン「破片が取れたのがわかるのか?」「グラスを二つ組み立てる」
○「着付け薬です、大瓶にしました」
サブリナのキャラが出ているシーン
●「この曲よ、パリへ立つ前の晩に彼が踊ってたの」
●父親に「いつもライナスをのせてどんな人だと思っていたの?」
●ライナスと聞いた曲を口ずさむシーン
●デイビットの怪我が治り動揺するサブリナの台詞「キスして」「きつく抱いて」「ライナスと出かけたくないのよ」
●「髪型が変わっただけ」
●「取り乱さないうちにお帰りと言って、いいえ帰さないで」
ライナスのキャラが出ているシーン
●「いつも妙な時に会うね、この前はプラグを食べてた」
●「戻りますわ」「僕を置いて?」
●「税抜きの25000ドルは大金だよ」
●「弟のキスだ。兄の役目だ」
●パパとの会話が面白い、鼻歌を歌うのも面白い
●昔の歌を「こんな歌知らない」と言われて「パリにいたからだ」とごまかすシーン
●サブリナ「パリにはどのくらいいたの?」ライナス「恋人がいないと35分しかいられない」
●「10000ドルなんか0の連続だ」
弟のキャラが出ているシーン
●「サブリナの手紙です」「ああ」と去っていく
●兄貴いる?ボタンを押さないとドアをぶち壊すぞ
●婚約者から逃げようとするディビットが「何か食べたくない?」これがだめならわざとドレスを汚すシーン
●「株の事は知らんがキスならわかる。別れのキスだった」
●兄にやられたやり方で新聞を通して粋なお返しをする弟、渋い!
パパのキャラが感じられるシーン
●禁煙しているのにママに隠れて吸っている
●「紳士は使用人に恋をせん」
●「女の相手が出来るのか?」「自動車と同じです」
●「運転手の娘の名前とは思えん」
下妻物語2005.3.13
なかなかスクリーンで見たい、映画と言うのは、日本映画の場合あまりないように思うのですが、最近日本映画も頑張ってますね。
かといってこの映画をスクリーンでみたかったかと言われれば、別にDVDで十分な気はします。
てか・・・DVDをもっていたい映画だと思います。
簡単に言うと、ロリータひらひらのお洋服が大好きなフカキョン演じる桃子と、土屋アンナ演じるヤンキーの女の子の友情物語です。
私は、日本映画で一番すきなのは「トラック野郎」で、これはかなりリスペクトしていて、自分の作品の中にもこういう泥臭さは割りと入れたりするのです。
下妻から少し話がそれますが、トラック野郎のすごい所は、日本映画特有の、お金がない的な貧乏臭さを、
泥臭いスピリットと、お金をかける場所をちゃんとわきまえたセンスのよさに貧乏臭さをみじんも感じさせない所にあると思うのです。
西部警察は映画ではないけど、日本映画って、西部警察みたいにおちゃめに何台か車を壊してみたり、
炎上させてみたりはしているものの、他の部分はトレンチコートを着せている感じのシナリオに仕上げているので、
それが返って貧乏臭さを尚一層盛り上げていて笑えちゃうと私は思うのです。
その点「トラック野郎」はお金をかける場所と、日本人向きの泥臭いべたなスピリットで突っ走っているバランスが最高に取れている映画だと思うのです。
ここからが本題です。「下妻物語」は私が、「トラック野郎」と同じくらい楽しめた映画です。
べたな背景とポップな作り、音楽のセンスも抜群で、台詞にも随所に遊び心が感じられ、娯楽映画としては最高に面白かったです。
土屋アンナちゃんのヤンキーぶりが最高で、フカキョンのロリータファッションもはまっていました。
イチゴの世話になったあきみさん役の小池栄子も、出てきた瞬間大喜びできるほどはまっていたと思います。
いまやクドカンドラマに欠かせない阿部サダオさんの巨大リーゼントも良かったです。
台詞の随所にそれぞれのキャラと作者の遊び心とセンスが感じられ、何度か見てチェックするのも楽しいかもしれない。
印象に残っているシーンは、やはり、ラストシーンの桃子がスクーターに乗って、イチゴを助けに来るシーンかな。
あと、個人的に篠原涼子が好きなので、フカキョンの子供時代のシーンも楽しかったです。
話自体ははちゃめちゃな設定だけど、娯楽映画としてはとても楽しませてもらいました。
欲望という名の電車2005.3.11
お水の仕事をしていたら、ブランチのような女には割りと高い確率で出くわす。
私の友達にもブランチのような女がいる。
かつて彼女の自殺未遂をうかがわせるメールに慌てふためき、2時間後には福岡行きの飛行機に乗っていた自分を思い出して、
マーロンブランドに激しく感情移入してしまった。
確かに名作ではあるし、ビビアンリーの演技も恐ろしくすごい。
が、しかし、もう一度見たいかといえば見た後の後味の悪さに拒絶感を覚える限りである。
「弱者は強者の庇護に頼るしかない。優雅な魅力で・・・」ざけんじゃないよー!
ブランチ自身も言っているが、その外見的な優雅な魅力は年をとれば衰えるものである。
でもしわがあろうがなかろうが、精神的に自立していれば、誰かに寄りかかるだけの人生がいかに脆くてはかないものかちゃんとわかるはずである。
私には自分を「弱者」と呼ぶそのずうずうしさというかふてぶてしさが「どこが弱者なのか」と思うのである。
精神的な病気になり、自分の逃げ場をちゃんと作っているブランチのような女はうらやましい限りである。
私の友達も、療養のため会社を休んでいる間、パニックを治す為の療法と称して、大好きなパチンコに通い詰めていた。
それが会社にばれ、今まで可愛がってくれた上司にも見放され、会社をくびになった。当たり前だ!
しかし彼女は「療法のためなのに許せない!訴えてやる!」と意気込んでいる。
20代の前半、彼女はブランチのように綺麗で、売れっ子のホステスだった。
欲望という名の電車に乗った女の行き先はどこにたどり着くのだろう?
教訓:そろそろ女も男に頼りかかる人生はやめましょう。
バス停留所 2005.3.2
大好きなマリリンモンローの映画です。
その昔夜の世界で生意気に生きていた私を、彼女はこの映画一本でとりこにしてしまいました。
初めてこの映画を見たときからいくつの時が流れた事でしょう。
本とか映画とかは、時がたって見て見ると、また新たな発見があるものです。
正直言ってストーリー自体は私の好みじゃありません。
でもこの映画のちょっとキュートというか軽そうな女シェリーを演じる事が出来るマリリンモンローは、
世間の見方には反して、とても賢い女優さんだったのではないかと思いますし、
なんと言ってもやはり彼女がキュートなのでそれですべて「許す!」という感じ。
ちなみに私はオードリーヘップバーンも好きですが、その数倍マリリンのほうが好きです。
彼女のはかなさとか「NO5」を寝巻きと言ったセンスとかのすべてが好きです。
勉強になる所
●最初の方のシーンでボーとバージが将来の話をしながら、ボーが過去にはこんな事をしてこんなやつだったという、
いわゆる人物紹介が説明的ではなくうまい。この手法は見習いたいと思います。
●一人ひとりのキャラ設定と生き様が台詞にちりばめられている。
●誰が誰をどう思っているかがちゃんとわかる。
●小道具、(この場合は地図)の使い方がうまい「見て、道が一直線なのがわかるでしょ」この台詞も好き。
●バスの運転手を元レスリング部にした設定
シェリーのキャラを感じさせる台詞&行動
◎友達に地図を見せて「見て道が一直線なのがわかるでしょ」(スターに近づいている)という台詞
◎「口紅も塗ってないわ」
◎「あれで初めてのキス?」
◎衣装の端を破かれて激怒するシェリー
◎「話せば長いわ」◎「本気でキスするってなんだかとても怖い」
ボーのキャラを感じさせる台詞&行動
◎「俺に逆らったら羽をもいでやる」
◎色んな事に向きになる所
◎腕立て伏せ、早起き、朝からハイテンションと言う低血圧とは無縁そうなはた迷惑なキャラ。おまけにひき肉でもレアを食べる。
◎「100頭(女が)はいるぞ」
◎キスしたことで婚約したと思い込むのがすごい◎殴られているのを彼女に見られた◎
バスの運転手のキャラを感じさせる台詞&行動
◎「どんな部屋かみてみたい」
◎「ここは正式に認められたバスストップだ」
◎「中でコーヒーでも飲もう」
◎「出発の時間だ」
バージのキャラを感じさせる台詞&行動
◎「お前こそ彼女にふさわしくない」
◎「もう私は必要ない」とボーと別れるシーン
印象的なシーン、好きなシーン
●窓辺に座るマリリンの姿。このシーンはビジュアルとして好き。写真にして飾りたい。
●クラブで歌っているマリリンはやはりキュート。女の私でも惚れ惚れする。
●個人的にはこんな男は嫌いだけど、投げ縄で逃げるマリリンをゲットするシーン
●地図と方角がずれるシーンがちょっとせつなくも感じるし幸せの伏線にも感じる
●シェリーに今までの事を謝ろうとするんだけど、素直に謝れないボーのためにさりげなく部屋を出て行き二人の空間を作る大人たち。
●シェリーとボーのバックでギターを引き出すバージ
●バージは思ってる…って引き合いに出す辺り。それに対してシェリーが「あなたはどうなの?」この感じがいい。
●コテコテに甘い砂糖菓子のような会話がいい。
●「地図よ」「もう要らないわ」ってシーン
●ボーがレディファーストになる所「そんなコートじゃダメだ。風邪をひいてしまう」
マディソン群の橋2005.2.23onCS
この映画の原作をもうずいぶん前に読んだ。その頃私は不倫をしていた(私は独身だった)。
小説とは反対の立場だった。この本を読んだ後、「結局、恋に走れなかったその辺のおばさんの夢物語じゃん!くだらん!」
と激しくこの小説に対して嫌悪感を抱いた。だから、映画も当然くだらないものだと決め付けていて、何年も何年も、この映画を見ようとは思わなかった。
おそらくシナリオライターになろうと思わなければ一生見なかった映画かもしれない。
この映画の車の中での別れのシーンの話を、昨年応募した「フジテレビヤングシナリオ大賞」の特別講座に来ていたプロデューサーが話していたので、
このシーンだけは見て見たいと思った・・・その矢先にCSで放送されたのでHDDに録画した。
それでも「HDDの映画も早く見て消さないと今月はF1が始まるんだよー」と相方にせかされてせかされてやっと見た。
感想:まず最初に「ごめんなさい」と言う感じ。
おばさんの夢物語と片付けてしまうには、あまりに美しく切ない大人の映画でした。
私も含め、シナリオのお勉強なんぞをしている人は、
巷で話題になっている恋愛ものはなんだか「ダサい」と言わなければダサい気がして素直に見れないのですね。
でもこの映画は、物語自体は静かな展開ではあるけど、キャラ設定がしっかりしていて、
恋をしているドキドキ感が非常に丁寧に伝わってきた映画だと思います。
正直な所堀エモンファンの私はじじいが大嫌い。故に、もう十分「じいさん」の域に両足突っ込んでいる健さんこと高倉健さんも痛々しい。
だがしかし、クリントイーストウッド、年齢は感じましたが、それが逆に大人の色気を感じました。これが日本人だと覚めるんだろうなー。
前日にメトレスを見ていただけに日本人のおじさんが作った純愛の貧弱さと思わず比べてしまいました。
この映画には激しいベッドシーンはそれほどなく、それよりもそこにいたるまでの心のひだが非常に丁寧に書かれていて、それを見ているだけでドキドキしてしまいました。日本のおじさんの作る純愛物も、川島直美の足をM字型に開かせる事にばかり執念を燃やさずに、こういうところを見習って欲しいです。
ただ一つだけひっかかったのがラストシーンはいかにも「今までのまとめです」という感じに仕上がっていたのが余韻がなく残念。
しゅーの印象に残ったシーン
●やっぱ外国の景色は綺麗だ。日本の農家だとこうは行かないだろうなー
●少女のようにうきうきしてフランチェスカが服を買いに行くシーン
●二人で料理を作るシーン
●おやじのような感想だけど、メリルストリープが微妙に肉付きがいいのが逆に色っぽい
●ためらいがちなキスシーン、この映画はラブシーンの間がうまい!
●兄弟が外で飲むシーン
●ためらいがちなキス、楽しいキス、切ないキス・・・いろんなキスシーンを比べるのも楽しい。
印象に残った台詞
●花を贈るなんて時代遅れかな
●少女の頃、描いていた夢とは違う
●男は自慢話が大好きなんですよ
●僕だって僧侶じゃありません
●どうなろうと謝らないよ
●「正しくない事だわ」に対して「誰に?」という問いかけ
グレムリン2005.2.17 onCS
シナリオの勉強をしていて、今更「グレムリン」を、しかもはじめてみるとはかなり情けなくなってくる・・・・(-_-#)
更に、スピルバーグの映画を見たのはこれで2度目と言う不届き者です、私は・・・・...( = =) トオイメ。
この映画を見てなるほど、スピルバーグが「巨匠」と呼ばれている意味がわかりました。
相方はこの映画を20回以上みているらしいです。確かに彼好みの映画だ。
印象に残っているシーンは、なんといってもグレムリンがパブで大騒ぎをしているシーン、白雪姫を見ているシーン。
このシーンを見て、きっとこの映画はこの場面を作りたくてこの話を作ったのだろうと思った。
相方の解説(これがなければ私は映画を理解できずにシナリオを書いている相方曰く映画人泣かせです)によると、
この映画が流行った頃、アメリカの若者が今の日本の若者のようになんでもありの大騒ぎを起こしていたらしくて、
それをグレムリンに例えてこの映画を作ったと言う深いテーマがあるそうです。すごい!この発想。
だからモグワイは水(これは酒の意味か?)をかけると繁殖し、真夜中すぎに食事を与えると悪いやつに変身するのか。
しかも光が苦手というのは、お水出身の私にはよくわかる。すごいなーこの3つの禁止事項の意味。
やはりスピルバーグは天才だ。しかもこの映画はキャラ設定が実にうまく出来ている。娯楽映画としては最高の映画だと思う。
オペラ座の怪人2005.2.11 イクスピアリにて
私タモリと同じくらいミュージカルとかオペラとか苦手なんですけど、面白かったです。
ストーリーも全然知らずに、何の予備知識もなく見に行ったんですが、やはりスクリーンで見るべき映画でした。
歌っている時間が長いので2時間30分の時間も、そう長く感じませんでした。
映像がとにかくゴージャスで素晴らしかったです。
ただやはり、もともと好きなタイプの映画ではないので、台詞が歌になるシーンが長いと「何でそこで歌うんかい!」と突っ込みたくなって、
しかも時々記憶をなくしてしまいました。でも本当にオペラを見に行くと思えばめちゃめちゃ安上がりにゴージャス気分が味わえる映画です。
長崎ぶらぶら節 2005.2.10テレビからの録画にて
監督:深町幸男/脚本:市川森一/原作:なかにし礼
うーん・・・うーん・・・。感想ねー。原作を読んだ人からは評判がよさそうだったけど、映画を見た人の感想はどうなのだろう。
長崎産まれの私としては、特筆すべきはなんと言っても原田智世である。
彼女の長崎弁だけは、当たり前だが(長崎出身の女優さんである)ネイティブ感溢れていて、じげもん(地元の人)から見ても、腹が立たない自然さだ。
それにびっくりするほど、歌がうまい。私も小唄(なのだろうか?)を習いたくなった。
吉永さゆりさんは、「綺麗だから許す!」というか、あの抑揚の難しい長崎弁のアクセントをよく掴んで愛八になりきっておられました。
でも、いしだあゆみとさしのシーンを見て「本当に生活感のない女優さんだなー」と思いました。
いしださんには、いい意味でのあくがあって、それが女の微妙な人生を出しているようで「このシーンはいしだの勝ちだ」と個人的には思ってしまいました。
彼女の「どげんですか?」という長崎弁の台詞は、全然長崎っぽくなかったけど、スピリットは十分長崎でした。
高島麗子の長崎弁は最悪だな。
女ものの映画では五社監督が好きなせいか、盛り上がりに欠けるトーンで、地味な映像だなーと思いました。
ただ、大人の悲哀とか純愛とかががテーマなのならこれはこれでありなのかなとも思いました。
個人的には冒頭のシーンが自分の生まれ育った街なので、懐かしさと、芸事が好きだった祖母の三味線を思い出して、
遠い東京の外れの空の下で、おばあちゃんのかたみの長唄のレコードを聴いてみようか?と言う気にさせてくれた映画です。
本当の意味で大人になったらもう一度見てみようかな。この映画を理解するには私はまだ子供過ぎる気がする。
しゅー的突っ込み所
○「ごめんおせつけまっせ」そんな長崎弁あるのかー!
そもそも「おせつけまっせ」は「〜して下さい」と言う意味の長崎の古い方言で、明治産まれの私のおばあちゃんは実際に使っていた。
その私が聞いて「なんじゃそりゃ!」と思わずテレビに突っ込みを入れてしまった。
脚本家は長崎出身の人なので、私が知らない使い方なのかもしれない。
○「〜しまっしぇん」「よか!」この二つは映画の中で九州弁をあらわすときにやたらと多用される言葉である。
しかし実際にはあんな変な言葉を連発している長崎人はおらんぞ!
話はぜんぜんそれるが、昔博多にいたときに東京から来たお客さんに「ばいたいと」と挨拶された事がある。
彼ら曰く博多弁の代表格である「〜ばい」「〜たい」「〜しようと?」のすべてをくっつけた言葉らしい
オーシャンズ11 2005.2.6 onTV(録画)
12を見に行こうと思い、急いで見たけど意気消沈。ブラピ以外は印象が薄い映画だったな。
シナリオとか企画とかを勉強する人にとっては、「当たり障りのない作り」の代表例として見る事をおすすめします。
こんなにも今まで出つしたネタを寄せ集めたような、よくも悪くもない映画も珍しい・・・。
「コラテラル」を見たときも同じ事を思ったのだけど「面白いと言えば面白いし、つまらんといえばつまらん」みたいな境界線ってどこなのだろう。
キャラ設定が出来ていないせいだろうか。それともネタのせいだろうか。
企画書講座を受講した際に、先生が言っていた「やくざものの男が刑務所から出てきて・・・」
こんな始まりの企画書はゴミ箱行き!その言葉を思い出してしまった。12はDVD待ちという事で・・・。
チョコレート2005.2.3 onCS
この映画の掲示板を見ると賛否両論、まっぷたつに意見が割れているようである。
で、私はと言うと、、、、どちらかというと「いい!」という珍しいタイプなのである。
死刑囚を夫に持った女が子供と二人で生きていこうとしていたやさきに子供をひき逃げされ、偶然居合わせた男と恋に落ち寂しさを癒して行く・・・
というような内容である。大人の映画だと思う。
サービスとしての意味しかないセックスシーンが多い中、こんなに身につまされるせつない大人のベッドシーンはある意味すごいなーと思う。
でも、どうなのかなー。自分の感覚とはちょっと違う。「いい気分にさせて。また女にしてほしいの」
私個人は子孫繁栄のために成り立つセックスには興味がもてないせいか、こんなにも重いシーンは嫌だな。
私が男だったらこのヒロインが相手だとベッドインなしにさっさと「さようなら」と言う所か・・・。
でも人種差別とか人間愛とか最終目標を家族を作る事においている恋愛感の人が見るにはいい映画だと思う。
ニキータ2005.2.1
この映画を今頃見るとは、シナリオの勉強をしている者としてあってはならない事なのでしょうが、私恐ろしい程、映画を見ていません。
なので、1月いっぱいで映画を見るためにバイトを辞めたニート主婦です。(ニキータの感想とは関係ないかポリポリ (・・*)ゞ)
ファーストシーンの走る道路が止まる描写は、しゅーのお友達が好きそうな撮り方ですね。
この銃撃戦はクレージーだと思ったけど、本筋とはあまり関係ない感じ。
教官に本物のマウスをプレゼントする、耳をかむシーンは彼女の凶暴性が出ていてなるほどね。
気になる台詞集
★「チンピラの扱い方は映画で知っている」
★「本物の人間・・・女に変身するために」
★「わからないときは微笑むの」
★「私の友達はマウスよ」
★「ルージュをひくのよ。女の本能のままに」
★「限界のないものが二つある。女の美しさとそれを乱用する事よ」
★「何時に終わるの?」
○初仕事−キッチンでの銃撃戦
ここは彼女の少女と女の狭間の美しさが良く出ていて、スレンダーなボディーが本当に本当に
かっこいいシーンでした。
○ベニスのホテル−バスルームでの仕事シーン
ドキドキするなー。これですね。このドキドキ感。勉強になるよ
○ラストシーンは静かにあっけなく終わったけど、これはこれでありなのかもね。
感想:殺し屋と一口に言ってしまっては失礼な感じの「切ない映画」だと思う。
リュックベンソンはこの手の切なさを撮るのがうまいと思う。
ジャンレノが出てきたときは笑ってしまったけど(このあたり、クドカンテイストを感じます)、
やはりジャンレノはかっこいい。しかし、ラストのあっけなさから言って、すっかり2があるものだと
信じて疑わなかったのですが・・・これが大人の表現なのかしらん。
あずみ 2005・1・16 ☆☆
監督:北村龍平
主演:上戸綾
ある意味では非常にもったいない映画である。なにが?そう、キャストが。
主演に上戸綾、脇を固めるのが今をときめく旬の若手俳優小栗旬、成宮寛貴、金子貴俊、石垣佑磨・・・
とモロにアイドル路線のキャスティングだからである。
もちろん私も、「エースを狙え」でちら見した程度の上戸綾の演技など、まったく期待もしていないノーチェックの映画だった。
所が・・・所がである。見終わった後の感想は「くそー!スクリーンで見ればよかった」と強烈に思った。
ただ、やはりamazonのレビューなど見ると、漫画のファンなどにはコケにされているようだし、まじめな人にはついていけない映画のようだ。
「あずみ」のあらすじ(HPより引用)
戦国時代末期、徳川家康は将軍の座に君臨するために、
豊臣秀吉の遺児・秀頼に 最後の攻勢を仕掛けていた。
敗残した豊臣方の兵の多くは秀頼が成人するのを待ち
再度蜂起する夢を持っていたが、
徳川陣営はその芽をことごとくつみとるべく ’計画’を遂行した。
中でも家康に最も近いところに在った高僧、南光坊天海は、
「世の中から権力奪取の夢を見る者を取り除かない限り戦が終わることはない」
と考え、 この期を最大限に利用して太平の世を築くことを目的とし、
反逆分子を瞬時に 亡き者とする少数精鋭の暗殺集団を世に送り出した。
その目的のために選ばれし10名の若者たち。
中でも名実ともに最高の剣の使い手と
謳われたのはたった一人の女性剣士だった。
それが主人公「あずみ」である。
子どもから「女」へと成長する過程での、そしてやがて心の深淵から湧きあがりはじめる
「優しさ」と「過酷な使命」との狭間での凄まじいばかりの葛藤・・・。
悩み、驚き、涙を流しながら、
「あずみ」は敵のみならず己とも激しい闘いを開始する。
しゅーのお気に入りポイント(ネタバレになるのでご了承を)
★まず、時代劇のつぼを押さえながら、若者にも馴染みやすい現代風な台詞回しに直した脚本のセンスは抜群にいい。
★漫画が原作だけに、キャラ設定がしっかりしていて、それぞれの刺客の死に際は、キャラに合ったかっこよさの見せ場となっているのが最高に憎い!
★原作は読んでいませんが、「こりゃ、漫画やろ!」と突っ込みたくなるような個性的な敵キャラの作り方にはこれまたセンスを感じます。
ただまじめに見ている人には怒られるかも。でもしゅーは好きだ。特に3兄弟と美女丸、実はいい人の飛びざる、いいなー
★上戸綾の表情がいい!盾のシーンは文句なしに「かっこいい!」ファンになってしまった。
★一見粒ぞろいの新人ホストを揃えたような、脇キャラの若手俳優の死に際がかっこいい。
個人的に目をかけている小栗旬君演じるなちとあずみの対決シーンでのなちの台詞、kenzy演じるひゅうがと、美女丸の対決、
金子貴俊演じるあまぎの最後、成宮君演じるうきはの迫力の最後、どれをとっても「アイドル映画」だと馬鹿にしては失礼なくらい頑張っていました。
★amazonnのレビューを見ていて感じたのは、これは大人の娯楽としての映画で、
若者向けの映画としては、随所に監督の遊び心が見えて、大人にはそれが心地いいんだけど、若者にはちょっと違うのかもなーって事。
そういう意味で言うとミスキャストなのかもしれない。でも私ら30代後半の大人に若手俳優を認知させるにはいい映画だったのではないでしょうか。
ターミナル2005.1.23(イクスピアリにて)
この手の映画は、べたと言うか一般向けなのでお勉強のために流れを分析してみました。
あくまでも自分にわかればいいので、映画を見ていない人には何のこっちゃ?思うかもしれません。
CMなどを見ると、号(┳◇┳)泣出来るのかと思った人が多そうですが、そういう観点で見ると失敗するかも・・・。
でも、地味にじわーと来る映画です。キャラ設定がしっかりしていてシナリオのお勉強をしている私には非常に勉強になりました。
かといって誰が好き?と言われると個人的には返事に困ります。
やっぱ主人公でしょうか?キャサリンゼダジョーンズもキャバレー以来のファンなので楽しめましたが・・・。
流れ
1 クーデターにより国が消滅して空港からでられなくなる。
2 食券をなくし、25セントの稼ぎ方を覚える。
3 毎日入国審査を受ける
4 わざと入国できるように仕向ける空港の偉い人「ディクソン」
5 ターミナルにとどまる
6 恋をする
7 英語を覚える
8 食事と交換に恋の橋渡しの取引
9 仕事が見つからず、ひょうんな事から仕事を得る
10 アメリアとのデートの途中になるPB
11 ロシア人を助け空港のヒーローになる。
12 スーツを新調してアメリアを食事に誘う。PBを捨てる
13 彼の素性を知るアメリア
14 噴水の前の抱擁
15 戦争が終わる
16 NYに滞在するにはディクソンのサインが必要。
あきらめて帰国を決める
17 彼を助けるために逮捕される掃除ふ
18 ビザと引き換えに不倫相手とよりをもどすアメリア
19 最後の一人のサインをもらいにいく
20 ラストのタクシー